山とメスティンと廃人。

いつか本当の頂を踏み占める日まで

【第1歩】人はなぜ山の頂上を目指したがるのか?

山に登る。その目的は人により様々。

 

頂上から見える景色、山中散策、健康維持、暇つぶし etc…

 

 

始りは半年前のことだ。仕事に追われる毎日で休日も気安く外に出られないご時世でありインドアまっしぐら路線をひた走っていた中年が、書店である漫画本を見つけた。

 

山と食欲と私

 

作者は信濃川日出雄。流行りの『山ガール』と呼ばれたくない自称・単独登山女子日比野鮎美の物語である。

 

そのときはその漫画が気になりつつも購入とまでは至らずであったが

『登山か…』と私の脳内に何かが生まれた瞬間であった。

それから夏の長期連休に怠けた身体を動かすべくついに近場の低山へと向うこととなる。しかしまだ本腰を入れて登山と向き合うことになるとは知る由もなく時は流れた。

 

しかし時は突如やってきた。

 

ここ何年も自分の中であたり前になっていた平凡な日々が脆くも崩れ去ったのである。

 

 

離婚届け 参上。

 

 

人生において大きな転機とも言える結婚なのだが、離婚というこれまた大きな転機がまさか自分に降りかかるなんて考えたこともなかった。確かにここ数年は夫婦関係が上手くいっておらず

 

『ひょっとしたら?』と思うこともあったがまさか本当に届けを持ってくるとは。これドラマで何度か観たことあるじゃん。あれっ 夢かな?

 

夢ではなかった。現実は私の知らない内にどうすることも出来ない事態まで進んでいたのだ。時既に遅しってやつだ。

無力な私はただそれを受け入れるしか術がなかった。

 

 

全くの余談だがこのコロナ禍において離婚率は減少しているそうである。こんなときだからこそ夫婦揃って協力しているのであろうか?互いの存在を改めて実感する機会なのかもしれない。

世間の逆をゆく我が家の待つ未来はいったい。。。

 

 

届けを突き付けられてから一カ月の間は寝れない日々があったりこれまでの楽しかった日々を回想しては泣いてばかりいた。

正直死んでしまいたいと思ってしまったこともあった。

このまま精神肉体諸共廃れていくのだけは避けたいと思い、何か自分を変えていく為に新しく歩むきっかけを模索。

 

その答えが

 

❝登山❞

 

である。山と己に向き合うことに決めた。

この先どうなるかはわからないが、今の気持ちとしては低山から徐々に過酷な高山まで目指すつもりである。

それと冒頭に触れた漫画の真似となるが、山の上ならではの料理にも憧れている。限られた食材と限られた道具の中で工夫をしながら作り上げる料理の数々はどれも美味そうであり、非日常な空間で食べるのはとても興味深い。登山に興味がある方ならば一読してもらいたいものである。

きっかけはともあれ完全なる登山初心者がどこまでレベルアップ出来るのか自分でも楽しみで仕方ない。

実は既にソロ登山挑戦を終えており、いきなりこれ以上ない波瀾満ちた展開が実際に起きてしまったのだが、それはまた後日に書き留めようと思う。

 

なぜ山の頂上を目指すのかはまだ答えが出ていない。

 

それでも何かを得るためにひたすら登る。

 

悲しみから立ち止まる時間なんてこれ以上いらない。

 

どうせなら前を、上を向いて生きていかなきゃもったいないじゃない。

 

悪いこともありゃ善いこともあるってもんだろう。

 

 

今、世界は大きく苦しんでいる。

だが人の力は凄まじく、いつかコロナに打ち勝つ日が必ずやって来る。外に出ることすら制限をと言われる中こうして山へと向うことは不謹慎なことなのかもしれない。けれど自分には❝要❞❝急❞な外出であるなのは確かなのでお許しいただきたい。

 

人の心を見失いかけた廃人が山登りを経てどのように一般人へと更生するのか。

その記録をここへ綴っていこうと思います。

今はもう 前へ…そして上へと進むことしか考えてない。

人生思いの外短し。楽しんだもの勝ちですからね。

 

お題「#この1年の変化

 

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